うさぎを迎えると決めたとき、まず何から手をつければいいのか迷ってしまいますよね。ケージも牧草も種類が多く、調べるほど分からなくなってきます。
このページでは、迎える前に知っておきたいことと当日までにそろえるものを、順番に並べました。上から読めば準備が一通り終わる形にしています。
【 うさぎと暮らして◯年になりますが、準備でいちばん迷ったのは〜 】
目次 [非表示]
うさぎと暮らす前に知っておきたいこと
犬や猫と同じつもりで迎えると、戸惑うことがいくつかあります。先に知っておくと、あとがずっと楽になります。
思っていたより長く一緒にいる動物です
うさぎの寿命は7〜10年ほど。飼育環境によっては10年を超えることもあります。
小さな動物なので短命だと思われがちですが、実際には中型犬と変わらない年数を一緒に過ごします。進学や引っ越し、転職といった変化をまたぐことになるので、その間ずっと世話ができるかを最初に考えておきたいところ。
主食は牧草です。おやつではありません
うさぎは完全な草食動物で、主食は牧草です。
歯が生涯伸び続けるため、繊維質の多い牧草をすりつぶして食べることで、歯が自然に摩耗していきます。ペレットや野菜が中心の食事になると、歯や消化のトラブルにつながりやすくなります。
牧草は食べ放題にしておくのが基本です。切らさないよう、常に予備を置いておきましょう。
鳴かないかわりに、体で気持ちを伝えます
うさぎはほとんど鳴き声を出しません。集合住宅でも飼いやすい理由のひとつです。
そのかわり、足を強く踏み鳴らす、鼻を鳴らす、なめる、といった行動で気持ちを表します。慣れてくると何を伝えたいのか分かるようになってきます。
抱っこが苦手な子が多い
うさぎの骨は体重のわりに軽くできていて、暴れて落ちると骨折することがあります。無理に抱き上げるのは避け、床でなでる形の接し方から始めるのが安全です。
膝に乗ってくる子ばかりではありません。距離の縮まり方は、犬や猫とはずいぶん違います。
暑さと湿気に弱い
適温の目安は18〜24℃前後、湿度は40〜60%ほど。とくに暑さに弱い動物です。
夏はエアコンを常時つけることが前提になります。温度はケージの高さで測るのがポイント。人が立って感じる涼しさと、床に近い場所の温度は違います。
冬はペットヒーターを使います。電気代は一年を通してそれなりにかかるので、費用の見込みに入れておきましょう。
単独で飼うのが基本です
うさぎは縄張りの意識が強く、相性が合わないと本気のけんかになります。はじめての1羽なら、単独で迎えるのが安心です。
留守番は1泊が限界です
水と牧草を用意しても、丸一日以上をひとりで過ごさせるのは避けたいところ。長期の旅行にはペットホテルや預け先が必要になります。
家族の同意とアレルギーの確認を
うさぎ自体にも、牧草にもアレルギー反応が出ることがあります。同居する方がいる場合は、迎える前に確認しておきましょう。
迎える前にそろえるもの
当日までに手元にあってほしいものです。ケージとキャリーは、お迎えの日に必ず要ります。
- ケージ
- 牧草(チモシー)
- 牧草入れ
- ペレット
- 食器
- 給水ボトルまたは給水皿
- トイレ
- トイレ砂・ペットシーツ
- かじり木
- キャリーバッグ
- 床材・マット
- サークル
- 掃除用品
数が多く見えますが、ケージとセットで売られているものもあります。全部を一度にそろえるより、ケージ・牧草・トイレ・キャリーの4つを先に決めると考えやすくなります。
ケージ
底面の広さを最優先で選びます。
うさぎはくつろぐとき、体をまっすぐ伸ばして寝そべります。幅70〜80cm以上が目安。ケージの中にはトイレも牧草入れもハウスも入るので、実際に使えるスペースはカタログの数字よりずっと小さくなります。
床が金網かプラスチックのすのこか、トレーが引き出せるか、扉がどこに付いているか。このあたりで毎日の掃除の手間が変わります。
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イネ科のチモシーが主食になります。
刈り取りの時期で硬さが変わります。1番刈りは硬くて繊維質が多く、2番刈りは柔らかめ、3番刈りはさらに柔らかくなります。基本は1番刈り。食いつきが悪いときに2番刈りを混ぜる、といった使い分けをします。
マメ科のアルファルファは高たんぱく・高カルシウムで、成長期の子や体重を増やしたい子に向いています。大人になってからの主食には向きません。
うさぎによって好みが分かれるため、少量から試すのがおすすめです。
牧草入れ
こぼれにくさと、食べやすい高さで選びます。かじっても安全な素材かどうかも見ておきたいところ。
【 わが家では牧草入れを◯回買い替えました。理由は〜 】
ペレット
主原料がチモシー主体かアルファルファ主体か、年齢に合っているか、粗繊維の量はどのくらいか。この3つで選びます。
食べないことがあるので、まずは小さい袋で買って様子を見るのが無難です。
トイレ
三角形と長方形があります。体格に合うサイズを選び、ケージに固定できるかも確認しましょう。うさぎはトイレをひっくり返します。
キャリーバッグ
お迎えの当日と、通院に必ず使います。 忘れやすいので、ケージと一緒に買っておきましょう。
安定していること、通気性があること、汚れても洗えること。この3つで選びます。
あると安心なもの・季節のもの
必須ではありませんが、あると暮らしが楽になるものです。
| 時期 | もの | ポイント |
|---|---|---|
| 通年 | ブラシ | 換毛期(春と秋が中心)の抜け毛対策 |
| 通年 | 爪切り | 小動物用。血管の位置が見えるもの |
| 通年 | 体重計 | キッチンスケールで代用できます |
| 通年 | コードカバー | かじり事故を防ぐため、実質必須です |
| 夏 | エアコン・温湿度計 | ケージの高さで測ります |
| 夏 | 冷却プレート | かじっても安全な素材を |
| 冬 | ペットヒーター | コードをかじられない配線に |
| 冬 | ケージカバー | 保温と目隠しに |
| 非常時 | 保冷剤・備蓄の牧草 | 停電と災害の備えとして |
体重計はぜひ用意してください。 うさぎは不調を隠す動物なので、体重の増減がいちばん早く出る変化になります。週に1回でも記録しておくと、様子がおかしいときに気づけます。
かかるお金の目安
金額には幅があります。地域や店舗、選ぶ商品によって変わるため、目安として見てください。
| 項目 | 目安 |
| 初期費用(生体費を除く) | 3〜5万円ほど |
| 毎月の費用 | 3,000〜5,000円ほど |
| 想定外の出費 | 通院、歯の処置、避妊手術、夏の電気代 |
うさぎはペット保険の選択肢が犬や猫より少なく、加入できる年齢にも制限があります。検討するなら迎えてすぐが有利です。
メスは子宮の病気のリスクがあり、避妊手術を勧められることがあります。費用は10万円前後を見ておくと安心です。
動物病院は迎える前に探しておく
ここが、準備でいちばん見落とされやすいところです。
うさぎを診られる動物病院は限られています。 犬猫だけを扱う病院が多く、近所に何軒あっても対応してもらえないことがあります。
- 「エキゾチックアニマル対応」「うさぎ診療可」で調べる
- 車や電車で無理なく行ける距離かを確認する
- 夜間・救急の対応先も調べておく
- 迎えてから1週間後あたりに、初回の健康診断を予約しておく
病院の電話番号と診療時間は、紙に書いて冷蔵庫に貼っておくと、いざというときに慌てません。
お迎え当日から1週間の過ごし方
いちばんかまいたくなる時期ですが、最初の数日はそっとしておくのが正解です。
- 当日:ケージに入れたら、あとは静かに。抱っこもしません
- 1〜2日目:食べているか、便が出ているかだけ確認します。牧草とペレットは前の環境と同じものを続けます
- 3日目〜:手からおやつを渡す、名前を呼ぶ、くらいの接触から
- 1週間ごろ:落ち着いてきたら、動物病院で初回の健康診断を
- 部屋んぽ:環境に慣れてから。2週間目以降が目安です
環境が変わると食欲が落ちやすくなります。24時間食べていない、便が出ていないときは、すぐに動物病院へ連れて行ってください。 消化管の動きが止まる「うっ滞」は、うさぎでは急を要する状態です。
気をつけたい危険なもの
部屋んぽを始める前に、片付けておきたいものです。
食べさせてはいけないもの
ネギ類、チョコレート、アボカド、じゃがいもの芽、生の豆、人間のお菓子全般。
危険な植物
ポトス、ユリ、アサガオなど、観葉植物の多くが有害です。部屋んぽの範囲から外しておきましょう。
事故につながるもの
電気コードのかじり(感電・火災の原因になります)、家具の隙間への侵入、扉の開閉時の挟み込み、ソファや机からの落下。
やらなくてよいこと
シャンプーは体力を消耗するため、原則として必要ありません。汚れた部分だけを拭き取ります。
まずは4つから始めよう
うさぎを迎える準備について、順番にまとめました。全部を一度にそろえようとすると大変ですが、ケージ・牧草・トイレ・キャリーの4つを決めれば、残りは後からでも間に合います。
分からないことが出てきたら、カテゴリから探してみてください。ぜひこのページを参考にして、うさぎとの暮らしを気持ちよく始めてみてください。