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うさぎをお迎えしたいけれど、実際に暮らしている人が何に手を焼いているのかを先に知っておきたい。調べてもかわいい写真の多いページばかりで、自分の生活に置きかえたときに続けられるのかは分からないままですよね。大変なところが見えないと、迷いもなかなか消えません。
ここでは、うさぎと暮らしていて手がかかると感じる場面を、掃除・抜け毛・かじり・体調・温度・お金の順にまとめました。工夫で軽くできる大変さと、お迎え前に覚悟しておく大変さは別ものなので、どちらなのかも一緒に書いていきます。
うさぎを飼って大変だと感じること
うさぎの手間は、鳴き声や毎日の散歩ではなく、暮らしの細かいところに集まります。よく挙がるのは次の6つです。
毎日の掃除と牧草のくず
掃除は毎日5分と週1回の丸洗いに分かれます
うさぎはトイレを覚える子が多いので、そこは思ったほど苦になりません。手がかかるのは牧草のほうです。食べながら引っぱり出すので、ケージの前の床には毎日くずが散ります。
おしっこの臭いは、拭き取るだけだと残ります。トイレの底に白い尿石がつくと、こすっても落ちにくくなるところが厄介。わが家ではお迎えから3か月でトイレを1個買い替えました。角の尿石が落ちなくなったためです。
臭いが気になりだしたら、掃除の回数を増やすより、道具を見直すほうが早いですよ。うさぎが舐めても差し支えない成分の見分け方はうさぎの消臭剤のおすすめで紹介しています。
換毛期の抜け毛
春と秋の1か月ほどは毛が家中に舞います
年に2回の換毛期に入ると、背中を撫でるだけで毛が指にからみます。服にも、飲みものにも入ります。掃除機を毎日かけても追いつかない時期が、だいたい1か月続きます。
やっかいなのは、毛が部屋に散るだけで終わらないところです。毛づくろいで飲み込んだ毛が胃に溜まると、食欲が落ちることもあります。この時期のブラッシングは、部屋をきれいに保つためだけの作業ではありません。
わが家では換毛期のあいだ、朝と夜の2回ブラシをかけても、ソファの毛は1週間残りました。時期の見当や乗り切り方は換毛期にまとめています。
家具やコードをかじられること
部屋んぽを始めるとかじられる前提で部屋を作ることになります
うさぎの歯は伸び続けるので、かじるのは癖ではなく体のしくみです。柱の角、巾木、壁紙の継ぎ目。狙われるのは、たいてい前歯が引っかかる出っぱりのところ。
こわいのは電源コードです。噛み切って感電することもあるので、床を這っているコードは先に隠しておきたいところ。放していい部屋を1つに決めて、その部屋だけ対策するほうが長く続きます。
賃貸だと、かじり跡が残ること自体が悩みになりますよね。足元のコードはコードカバーで隠せますし、壁は保護シートを貼っておくと爪とかじりの跡が付きにくくなります。
体調の変化が分かりにくいこと
うさぎは具合が悪くてもぎりぎりまでふだんどおりに見せます
食欲が落ちた、うんちが小さい、うずくまって動かない。この3つが出たときには、もう数日進んでいることもあります。丸1日食べないだけでも危ない状態になるので、毎日の食べた量とうんちの様子を覚えておきたいところです。
もう一つの大変さは、診てもらえる病院が限られることです。犬猫だけを扱う病院も多く、うさぎのために車で30分かけて通っている方は少なくありません。夜間に連絡できる病院があるかどうかも、お迎え前に調べておくと落ち着きます。
気になる症状があるときは、自己判断せず動物病院で相談しましょう。食べない・うんちが出ないときにまず疑ううっ滞は、うさぎでいちばん多い急な体調不良です。
夏と冬の温度管理
うさぎのいる部屋は1年を通してエアコンを使うことになります
うさぎが過ごしやすいのは18〜24度あたりとされ、25度を超えると暑さがこたえます。暑さに弱い動物なので、夏の留守番中にエアコンを切る選択はとりにくいです。数日家を空ける予定があるなら、部屋の温度をどう保つかが最初の課題になります。
冬は、寒さそのものより温度差のほうが響きます。昼は暖かいのに夜だけ10度近くまで下がる部屋だと、朝の食欲に出る子もいますよ。室温の目安や防寒の道具はうさぎの冬の寒さ対策にまとめました。
停電したときのことも、一度考えておくと気持ちが軽くなります。保冷剤をいくつか凍らせておくだけでも、暑い日の数時間はしのげます。
思っていたよりかかるお金
毎月の牧草とペレットに年1回の健康診断が乗ります
うさぎは犬より費用がかからないと思われがちですが、毎月消えていくものがあります。牧草・ペレット・トイレ砂・ペットシーツ。ここに夏と冬の電気代が加わります。
想定から外れやすいのは病院代です。うさぎを扱うペット保険は犬猫より選べる数が少なく、うっ滞や不正咬合で通院が続くと、その月の出費は一気に変わります。別に少し貯めておく方が多いです。
何にいくらかかるのかは、内訳で見たほうが掴みやすいですよね。毎月の金額はうさぎの飼育費用は月いくらかかる?で細かく出しています。
慣れると軽くなる大変さと、ずっと続く大変さ
ここまで挙げた6つは、同じ重さで続くわけではありません。掃除は手順が決まれば毎日5分に収まりますし、かじり対策は一度やってしまえば終わります。トイレも、置き場所が合えばそのうち覚えてくれます。
一方で、温度管理と体調の見守りは最後まで軽くなりません。換毛期も毎年やってきます。うさぎと暮らす年数は7〜8年、10歳を超える子もいるので、その年数ずっと続けられるかで考えてみてください。寿命の話も、お迎え前に一度読んでおくといいかもしれません。
それでも、大変さの中身が分かっていれば身構えずに済みます。うさぎのほうも、環境が落ち着くと部屋の真ん中で伸びて寝るようになります。
お迎え前に確かめておきたいこと
大変さを知ったうえで飼えるかどうかは、次の3つで決まる部分が大きいです。
- うさぎを診てくれる動物病院が、通える距離にあるか
- 夏と冬、留守のあいだもエアコンを入れ続けられるか
- かじられて困るものを片付けて、放す部屋を決められるか
3つとも問題なければ、あとは道具をそろえる話になります。ケージや牧草入れなど、最初に用意するものと金額の目安はお迎え前にそろえるものにまとめました。
ここで無理そうだと感じても、それは飼う資格がないという話ではありません。引っ越しや転職のあとにお迎えする方もたくさんいますよ。
よくある質問
一人暮らしでもうさぎは飼えますか
飼っている方は多いです。日中に留守にしても、牧草と水が足りていて室温が保たれていれば、うさぎは静かに過ごしてくれます。ただ、体調の変化に気づくのが夜だけになるので、朝と夜にうんちの量を見る習慣を作っておくと安心です。
旅行や出張のときはどうしますか
1泊なら、牧草と水を多めにしてエアコンを入れたまま出かける方が多いです。2泊以上になると、預け先を探すかペットシッターに頼むことになります。うさぎを預かってくれる場所は犬猫ほど多くないので、先に近所を調べておくと動きやすいですよ。
賃貸でもうさぎは飼えますか
まず契約でペットが認められているかを確認しましょう。うさぎは鳴かないので音の問題は起こりにくいものの、退去時に問われるのは壁と床のかじり跡です。保護シートやマットで先に覆っておくと、原状回復の心配が小さくなります。
大変さも知ったうえでお迎えしよう
うさぎを飼って大変だと感じることを、掃除から費用まで順に見てきました。派手に手がかかる動物ではないぶん、毎日の小さな手間と、気づきにくい体調の変化に向き合うことが中心になります。
どれも、知っていれば先に手を打てるものです。大変なところまで見たうえで迷いが残らなければ、うさぎとの暮らしはきっと楽しいものになりますよ。ぜひお迎えの準備を進めてみてください。









