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夜中に突然ダンと床を鳴らされて、何か怒らせてしまったのかと不安になる。かと思えば、部屋の真ん中でゴロンと倒れて、今度は具合が悪いのかと駆け寄ってしまう。うさぎは鳴き声で伝えてくれないぶん、しぐさの意味が分からないままだと落ち着かないですよね。
この記事では、うさぎがよく見せるしぐさを、機嫌がいいとき・不満があるとき・体調が気になるときの3つに分けて紹介します。しぐさは単体ではなく、耳の向きや体の力の入り方とセットで見ると読み取りやすくなります。 まずは、そこから見ていきましょう。
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しぐさを読むときは、耳と体の力の入り方を一緒に見る
同じ動きでも、くつろいでいるときと警戒しているときでは意味が変わります。見ておきたいのは、耳がどこを向いているかと、体に力が入っているかの2つです。
耳が後ろに倒れて、体を低くしたまま固まっているときは、こわがっていることが多いです。反対に、耳が横や前を向いていて、体がだらんと崩れていれば、ただ休んでいるだけ。同じ伏せの姿勢でも、この差で読み分けられます。
もう一つ手がかりになるのが、その直前に何があったかです。掃除機の音、来客、ケージの配置換え。きっかけを思い出せると、しぐさの意味はぐっと絞り込めますよ。
機嫌がいいとき・安心しているときのしぐさ
うさぎは表情が変わりにくいので、喜んでいるサインは見落とされがちです。ここでは、リラックスしているときによく出る動きをまとめます。
ゴロンと横に倒れる

前ぶれもなく体を倒して、そのまま動かなくなる動きです。初めて見ると倒れたのかと驚きますが、多くは安心しきっているときの姿勢とされています。
体の力が抜けていて、目が半分閉じているなら、そのまま眠りに入る前の合図。ただし、倒れたあとに呼吸が速い、いつもの寝そべり方と明らかに違うといったときは、しばらく様子を見ておきたいところです。
鼻でツンとつついてくる

手や足に鼻先を当ててくるのは、こっちを見てほしい、そこをどいてほしい、という意思表示だといわれます。突き方が強いときは、それだけ要求もはっきりしています。
つつけばおやつが出てくる、と覚えると、要求の回数はどんどん増えていきます。応えるタイミングを決めておくと、1日の量もぶれにくくなりますよ。量の目安はうさぎのおやつはどのくらいあげていい?にまとめています。
頭を下げて押しつけてくる

足元に来て頭をぐっと下げるのは、撫でてほしいという催促だとされています。応えるときは、耳の間から背中にかけてをゆっくりと。うさぎが自分では毛づくろいしにくい場所です。
撫でるのをやめたとき、また頭を差し出してくるようなら、もう少し続けてという合図。逆に、さっと離れていくなら、そこで切り上げましょう。
走りながら体をひねって跳ぶ

部屋んぽ中に急にジャンプして、空中で体をひねる動きです。ビンキーと呼ばれ、うさぎの機嫌がいちばん良いときに出るしぐさといわれています。
出るかどうかは個体差が大きく、まったく跳ばない子もいます。跳ばないから機嫌が悪い、というわけではないので、そこは気にしなくて大丈夫です。
前足で床をほりほりする

毛布やマットの上で、前足を交互に動かして掘る動き。野生のうさぎが巣穴を掘っていた名残とされ、その子だけの癖ではありません。
止めさせようとするより、掘っていい場所を作ってあげるほうが早いです。掘り専用のおもちゃについてはうさぎの掘る・掘れるおもちゃのおすすめで紹介しています。
不満やなわばりを伝えているしぐさ
怒っているように見える動きでも、実際は驚いただけということがよくあります。ここも、前後の状況とあわせて見ていきましょう。
足ダン(スタンピング)

後ろ足で床を強く鳴らす動きです。もともとは仲間に危険を知らせる行動とされ、家の中では大きな音に驚いたとき、気に入らないことがあったときに出ます。
かまってほしくて鳴らす子もいれば、ケージを掃除された直後に鳴らす子もいます。毎回決まった場面で出るようなら、その原因を減らすほうが近道です。
夜中の足ダンが下の階に響かないか心配、という方は少なくありません。床に敷きものをしておくと、音の伝わり方はいくらか変わってくれます。敷きものはうさぎの部屋んぽ用マットのおすすめで紹介しています。
あごを物にこすりつける

ケージの柵や家具の角に、あごをすっとこすりつける動き。うさぎのあごの下には臭腺があり、自分のにおいを付けてなわばりを示しているとされています。
人の手や足にしてくるのも同じ行動です。においはほとんど分からないので、掃除が増えることもありません。むしろ、その場所に安心できている印と考えていいでしょう。
うなる・前足で払う

低いうなり声を出したり、前足でさっと払ってきたりするのは、はっきりした拒否のサインです。ケージの中に手を入れたときに出ることが多く、ここは自分の場所だから入ってこないでという主張だといわれます。
このときに無理に手を入れると、警戒が強まります。掃除はうさぎがケージの外に出ているあいだに済ませると、ぶつからずに終わりますよ。
そっぽを向く・お尻を向けて座る

爪切りやキャリーから帰ったあとに、こちらに背を向けて座り込むことがあります。不満を表しているといわれる姿勢で、しばらくすると自分から戻ってくる子がほとんどです。
追いかけて機嫌を取ろうとすると、かえって長引きます。声をかけずに放っておくのが、いちばん早い仲直りの方法。
体調のサインかもしれないしぐさ
うさぎは体調が悪くても、ぎりぎりまで普段どおりに振る舞うといわれます。ここだけは、気持ちの読み取りではなく体調のこととして見ておきましょう。
背中を丸めてうずくまり、いつもの伏せ方と違う姿勢のまま動かない。歯を強く鳴らす。撫でても反応が薄く、牧草の減りが急に落ちた。こうした様子は、痛みや不調のサインとして挙げられることが多いです。
毛づくろいが急に増えたときは、換毛期が始まっているのかもしれません。換毛の時期と過ごし方はうさぎの換毛期はいつ?期間と乗り切り方について詳しく解説にまとめています。ただ、飲み込んだ毛が原因で食欲が落ちることもあります。気になる症状があるときは、自己判断せず動物病院で相談しましょう。
よくある質問
足ダンをやめさせることはできますか
行動そのものをなくすのは難しいですが、きっかけを減らすことはできます。決まった時間に出るなら、そのとき何が起きているかを書き出してみると、原因が見つかりやすいですよ。
ゴロンと倒れるのは病気ではありませんか
多くはくつろいでいるときの姿勢とされています。ただ、倒れたあとに起き上がれない、呼吸が速い、体を触ると嫌がるといった様子があるときは、自己判断せず動物病院で相談しましょう。
なつくと、しぐさは変わりますか
お迎え直後は警戒のしぐさが多く、慣れてくると足元に寄ってくる、そばで寝そべるといった動きが増えていきます。変化の速さには個体差があるので、数か月単位でゆっくり見てあげてください。
しぐさを手がかりに、うさぎの気持ちを読んでみよう
うさぎのしぐさは、耳の向きと体の力の入り方、そして直前に何があったかを合わせて見ると、意味の見当がつきます。足ダンもゴロンも、それだけを切り取ると分かりにくいものばかりです。
毎日見ていると、その子なりの癖も見えてきます。いつもと違うと感じたときに気づけるのが、いちばんの強み。ぜひ今日から、ちょっとした動きにも目を向けてみてください。



