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うさぎのおやつは、そもそも必要なもの?
ケージの前に立つたびに鼻を鳴らされると、つい何かあげたくなってしまいますよね。ただ、うさぎの食事は牧草とペレットと水でひととおりそろっていて、おやつは栄養のために欠かせないものではありません。
それでも多くの飼い主さんがおやつを用意しているのは、爪切りや抱っこのあとのごほうびとして役に立つからです。わが家でも、爪切りが終わったときだけ乾燥野菜を1枚渡すようにしています。
うさぎは、嫌なことのあとに良いことが起きると覚えてくれます。キャリーに入る練習やブラッシングなど、慣れてほしい作業とセットにすると、おやつが単なるごほうび以上の役割をしてくれますよ。
1日に与える量の目安は、ティースプーン1杯ほど
量の話が、この記事でいちばんお伝えしたいところです。うさぎのおやつは、体重1kg前後の子で1日にティースプーン1杯くらいまでにしておくと安心です。
もう少し具体的に言うと、乾燥野菜なら2〜3枚、ドライフルーツなら小さく切ったものを1〜2切れ、クッキーなら1粒か2粒。ピューレのようなチューブタイプは、1本を1日で使い切らず、半分ずつ2日に分けるくらいでちょうどいい量です。
少ないと感じるかもしれません。ただ、うさぎの体は人の何分の一かの大きさです。人でいえばケーキ1個分に相当する、と考えると分かりやすいのではないでしょうか。毎日あげるなら少なめに、たまにしかあげないならほんの少し多めに、と調整していきましょう。
与えすぎると、まず牧草を食べなくなります
おやつの量を気にしてほしい理由は、太るからだけではありません。いちばん困るのは、牧草を食べる量が減ってしまうことです。
うさぎの歯は生涯伸び続けるので、牧草を長い時間かけてすりつぶすことで、自然に削れていきます。おやつでお腹がふくれて牧草が減ると、歯が削れきらず、かみ合わせが崩れてしまうことがあります。そうなると食べること自体がつらくなり、治療が必要になることも。
お腹の動きが落ちることも心配です。繊維が足りないと、うんちが小さくなったり、数が減ったりします。うんちの大きさと数は毎日見られるサインなので、おやつを増やした日は、翌朝のうんちを確認する習慣をつけておくと早めに気づけますよ。
甘いものは、とくに気をつけたいところです。ドライフルーツは水分が抜けているぶん糖分が濃くなっていて、少しの量でも思ったよりカロリーがあります。食欲が落ちている・うんちが小さくなったなど気になる症状があるときは、自己判断せず動物病院で相談しましょう。
おやつの種類と、向いている場面
うさぎ用として売られているおやつは、大きく4つに分かれます。どれを選ぶかは、何のためにあげるかで決まります。
乾燥野菜は、水分だけを抜いた野菜です。糖分が控えめなものが多く、毎日少しずつ渡すおやつとして扱いやすいタイプ。反対にドライフルーツは甘みが強いので、特別な日や、どうしても言うことを聞いてほしい場面に取っておくのが向いています。
クッキーは、牧草を原料にしたものを選ぶと、おやつでありながら繊維も取れます。粒で数えられるため、量の管理がしやすいのも助かるところ。ピューレは液状で、手から直接なめさせられるので、ケージから出てきてほしいときや、触られるのが苦手な子と距離を縮めたいときに使いやすいですよ。
うさぎによって好みが分かれるため、少量から試すのがおすすめです。最初に買った大袋をまったく食べてくれなかった、ということもよくあります。
場面ごとに選びやすいおやつ
ここからは、それぞれの場面で選ばれているものを見ていきます。細かい比較はそれぞれの記事にまとめているので、気になったものはあわせてチェックしてみてください。
毎日少しずつ渡すおやつを探している方に向いた、乾燥野菜のミックスです。にんじんやキャベツなど数種類が入っているので、好みを探る段階でも使いやすくなっています。口コミでは、内容量が多くて長く持つという声が見られました。
詳しくはうさぎの乾燥野菜のおすすめで紹介しています。
砂糖や着色料を足していないタイプなので、たまのごほうびとして渡しやすいドライフルーツです。甘みが強いぶん食いつきが良く、爪切りや通院のあとの1切れに向いています。レビューを読むと、袋が小さめで使い切りやすいという声もありました。
詳しくはうさぎのドライフルーツのおすすめで紹介しています。
チモシーを固めたクッキーで、おやつをあげながら繊維も取りたい場合に選ばれています。1粒ずつ数えられるため、1日にいくつまで、と決めておけるのも管理しやすいポイント。口コミでは、かたさがあるのでよくかんで食べてくれる、という声が目立ちました。
詳しくはうさぎのクッキーのおすすめで紹介しています。
手からなめさせられるチューブタイプで、まだ触られるのが苦手な子との距離を縮めたいときに使いやすいおやつです。りんご・にんじん・パパイヤの3種が入っているので、どれに反応するか見比べられます。レビューでは、1本を一度に使い切らず数回に分けている方が多いようです。
詳しくはうさぎのピューレのおすすめで紹介しています。
よくある質問
おやつは何か月くらいから与えていいですか
生後6か月ごろまではお腹が敏感なので、この時期は牧草とペレットだけで様子を見るほうが安心です。始めるときも、ひとかけらから2〜3日ようすを見て、うんちの大きさや数が変わらないか確認していきましょう。迎えたばかりで環境に慣れていない時期も、無理に与えず後回しにしてかまいません。
人が食べる野菜や果物を、そのままあげてもいいですか
葉物野菜なら少量は問題ないとされていますが、水分が多いぶんお腹がゆるくなることがあります。ねぎ類・アボカド・じゃがいもの芽など、うさぎが食べてはいけないものもあるので、迷ったらうさぎ用として売られているものを選ぶほうが確実です。与えたあとに元気がない・うんちが出ないといった様子が見られたら、動物病院で相談しましょう。
おやつばかり欲しがって、牧草を食べません
いったんおやつを数日やめて、牧草に戻るかどうかを見てみてください。多くの場合はお腹が空けば牧草を食べるようになりますが、丸1日以上ほとんど食べないときは別の原因が隠れていることもあります。そのときは様子見をせず、動物病院で診てもらいましょう。
おやつの量を決めて、うさぎとの時間を楽しもう
うさぎのおやつは、栄養のためではなく、うさぎとの関わりを作るためのものです。1日ティースプーン1杯までを目安にして、毎朝のうんちを見ながら調整していけば、与えすぎで困ることは少なくなります。
種類ごとに向いている場面が違うので、まずは乾燥野菜のような控えめなものから試してみてください。うさぎの反応を見ながら、あげる場面とタイミングを決めていきましょう。




