コラム

うさぎのオスとメスの違い|性格やスプレー行為、去勢・避妊の考え方まで詳しく紹介

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ペットショップで気になる子を見つけても、オスとメスのどちらにするかで手が止まってしまいますよね。オスはおしっこを飛ばすと聞くし、メスは気が強くなるとも言われます。どちらの話も耳に入るほど心配だけが増えて、決め手が見つからないまま。

この記事では、見分け方・性格・性成熟のあとに出てくる行動・かかりやすい病気に分けて、オスとメスの違いをまとめます。はっきり差が出るのは、生後半年ごろからの行動のほうです。 先に知っておくと、お迎えしてから慌てずに済みますよ。

性別が分かるのは、生後3か月ごろから

子うさぎのうちは、見た目で性別を見分けるのがとても難しいです。ペットショップで聞いた性別が、育ってから違っていたということも起こります。

オスは生後3か月前後で睾丸が下りてきて、後ろから見ると分かるようになります。メスはそういう変化がないぶん、はっきりするのが遅め。首の下にデューラップと呼ばれる肉垂がふくらんでくる子もいますが、出ない子もいるので、ここだけでは決められません。

体格は、同じ品種ならメスのほうが一回り大きく育つことが多いです。ケージの広さを決めるときは、性別より品種ごとの成長後のサイズで見ておくほうが確実。品種別の大きさはうさぎの種類と性格にまとめています。

自分で確かめようとお腹を上に向けて押さえるのは、うさぎの腰に負担がかかります。最初の健康診断のついでに獣医師に見てもらうのが安心です。通院に使ううさぎのキャリーバッグのおすすめも、お迎えのタイミングでそろえておきたいところ。

性格の違いは、なわばりの意識の出かたで分かれる

よく言われるのは、オスは甘えん坊で人に寄ってきやすく、メスはマイペースで気が強い、という分け方です。傾向としてはそのとおりですが、性別だけで決まるものではありません。

差が出やすいのは、なわばりをどう主張するかというところ。オスはあごの下にあるにおいの出る部分を家具やケージにこすりつけて、自分の場所だという印を付けて回ります。メスは自分の巣を守ろうとする形で出ることが多く、ケージの中を掃除しようと手を入れると、鼻でつついたり歯を鳴らしたりする子がいます。

どちらも、しぐさの意味が分かると受け止め方が変わります。攻撃されていると思っていた動きが、ただの主張だったということも少なくありません。しぐさの読み方はうさぎのしぐさの意味で紹介しています。

性成熟のあとに出てくる行動は、オスとメスで違う

生後4〜6か月ごろになると、それまでおとなしかった子の様子が急に変わります。性別の違いがいちばん分かりやすく出るのが、この時期からの行動です。

オスに多いのがスプレー行為です。立ち上がって後ろにおしっこを飛ばす動きで、壁やカーテン、ソファまで飛びます。量は少なくても濃さがあるため、放っておくと乾いて黄色い跡が残ってしまいます。飛んだ跡の落とし方はうさぎのおしっこ汚れ用洗剤のおすすめにまとめました。

部屋のにおいが気になり始めるのも、だいたいこの頃から。オスの尿はにおいが強くなるとされているので、トイレの掃除の回数を増やすか、うさぎの消臭剤のおすすめを使って拭き取りまでしておくとラクになります。

メスに多いのは巣作りの行動です。牧草を口いっぱいにくわえて運んだり、胸元の毛をむしって一か所に集めたりします。交尾をしていなくても起こる偽妊娠と呼ばれるもので、数日から1週間ほどで落ち着くことが多いです。

あわせて、床やマットを掘る動きも増えます。止めさせるより掘っていい場所を用意してあげるほうが早いので、掘り専用のおもちゃを置いておくと家具のほうへ向かいにくくなってくれますよ。

かかりやすい病気は、メスの子宮に気をつけたい

避妊をしていないメスは、年齢が上がるにつれて子宮の病気が増えるとされています。血が混じった尿が出る、おなかがふくれる、食欲が落ちるといった形で表に出ることが多いです。

オスで気をつけたいのは、睾丸の腫れや左右差。こちらはメスの子宮の病気ほど多くはないとされますが、部屋んぽのときに見ておくと早く気づけます。

どちらにも共通するのは、食べる量と便の大きさが変化のサインになるということ。気になる症状があるときは、自己判断せず動物病院で相談しましょう。年齢ごとの体の変わり方はうさぎの寿命は何年?年齢の数え方と暮らし方をご紹介も参考にしてみてください。

去勢・避妊手術は、するかしないかを早めに決めておく

手術をすすめられる時期は、生後6か月から1歳ごろが一つの目安とされています。体ができあがる前や、高齢になってからでは負担が大きくなるため、迷うなら早いうちに獣医師に相談しておくのがおすすめです。

オスの去勢は、スプレー行為やなわばりの主張が落ち着くことを期待して行われます。ただ、スプレーが習慣になってからだと、手術のあとも続くことがあります。そこは事前に読めないので、行動が止まることを前提にせずに決めたほうが気持ちはラクです。

メスの避妊は、子宮の病気を防ぐ目的で行われることが多いです。いっぽうで、うさぎの全身麻酔にはリスクがあり、犬や猫ほど数をこなしていない病院もあります。うさぎの手術に慣れているかどうかを先に確認しておきましょう。

費用は病院によって差があります。事前に見積もりを出してもらい、術後の通院まで含めて聞いておくと、判断しやすくなりますよ。

オスとメス、どちらを迎えるか迷ったら

1羽で飼うなら、性別で暮らしやすさが大きく変わることはありません。掃除の手間を抑えたい方はメス、人にべったり甘えてほしい方はオス、といった目安はありますが、手術をするかどうかで結果は変わってきます。

それよりも、目の前の子が近づいたときに寄ってくるか、奥で固まるか。その場の反応のほうが、これからの暮らしをよく表してくれます。

性別で考えておきたいのは、2羽以上で暮らす場合です。オスとメスを一緒にすれば繁殖しますし、オス同士は成長後にけんかになりやすいとされています。同居させるかどうかは手術の有無で変わるので、別々のケージで飼える準備をしてから迎えるほうが安全です。

よくある質問

性別が、あとから違っていたということはありますか

子うさぎの時期は判別が難しく、お迎えのあとで実は逆だった、ということが起こります。生後3か月を過ぎたころにもう一度見てもらうと確実です。

オスとメスで、においが強いのはどちらですか

尿のにおいは、去勢をしていないオスのほうが強くなるとされています。ただ、部屋のにおいは掃除の回数やトイレ砂の種類で大きく変わるので、性別だけで決まるものではありません。

オス同士・メス同士なら一緒に飼えますか

同性でも、性成熟を迎えるとなわばり争いが起きることがあります。追いかけ回したり毛が飛んだりしている様子があれば、すぐにケージを分けて、動物病院で相談しましょう。

性別の傾向を知って、その子に合わせて暮らそう

うさぎのオスとメスの違いを、見分け方から行動、病気の傾向まで見てきました。性別で変わるのは、あくまで出やすい行動の種類です。どちらが飼いやすいという話ではありません。

心配なスプレーや巣作りも、時期が来れば出るものだと分かっていれば、慌てずに向き合えます。迎えたあとにどう暮らすかを先に決めておくと、オスでもメスでも過ごしやすい住まいになりますよ。