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うさぎはにんじんが好き?
絵本やアニメのイメージでにんじんを買ってきたのに、ひと口かじってそのまま。逆に、喜んで食べるものだから、毎日渡していいのか分からなくなってくることもあります。好物だと思っていたぶん、どちらの反応でも戸惑ってしまいますよね。
先に答えを言うと、好きな子は多いけれど、にんじんは主食ではなくおやつの枠です。甘い根菜なので、1日に輪切り1〜2枚ほどで区切っておくと安心。食べない子がいても、それで栄養が足りなくなることはありません。
この記事では、好き嫌いの実際と1日の量の目安、葉と皮の扱い、いつから渡せるか、食べないときにできることをまとめました。
にんじんが好きな子は多い、ただ全員ではありません
好物というイメージは半分当たっていて、甘い香りに気づいて寄ってくる子は多いです。ただ、うさぎ全体で見ると好みはきれいに分かれます。
にんじんを好物とする見方は、もともと絵本やアニメから広まったもの。野生のうさぎが根菜を掘り出して食べているわけではなく、本来は草や葉を食べる動物です。そのため、オレンジの根よりも葉や茎のほうに勢いよく口をつける子が少なくありません。
根は残すのに葉だけきれいに食べる、という方もいます。甘さが苦手というより、固さや水気の多さが合わないこともあるようです。
にんじんを食べられないままでも、食事が偏ることはありません。牧草とペレットと水がそろっていれば土台は整っているので、食べたら嬉しいもの、という位置に置いておくと気がラクになりますよ。
1日にあげていい量は、輪切り1〜2枚まで
量は、体重1kg前後のうさぎで厚さ5mmほどの輪切りを1〜2枚が目安です。重さにすると10g前後、細く切って手のひらに少し乗るくらいの量になります。
少なすぎるように見えるかもしれません。ただ、にんじんは100gあたりの糖質が6g台あって、葉物野菜とは比べものになりません。甘いものが増えるとお腹の中の菌のつり合いが崩れやすく、軟便や太りすぎにつながることがあります(参考:文部科学省)。
部位によって枠が変わるので、下の目安で分けておくと数えやすくなりますよ。
| 部位 | 1日の目安 | 頻度 |
|---|---|---|
| 根(オレンジの部分) | 輪切り1〜2枚 | 毎日でなくてよい |
| 皮 | 根と同じ枠で数える | 同上 |
| 葉・茎 | 2〜3本 | 毎日でも可 |
| 乾燥にんじん | ひとつまみ | 生より控えめに |
おやつはにんじんだけではないはずなので、クッキーやピューレも渡している日は、合わせて1日分として数えます。全体の枠はうさぎのおやつはどのくらいあげていい?にまとめました。
にんじんの葉と皮は食べられる?
どちらも食べられます。むしろ葉は、根より気兼ねなく渡せる部分ですよ。
葉と茎は糖分が少なく繊維も取れるので、小松菜やチンゲン菜と同じ葉物の枠で考えて大丈夫です。葉付きが手に入ったときは、根より先に葉を使ってしまうくらいでちょうどいい量になります。
皮はむかずにそのまま渡せます。ただ、葉も皮も農薬や泥が残りやすい部分なので、流水でしっかり洗ってから。葉の付け根のかたいへたは、消化しにくいので切り落としておきます。
しなびた葉や、黒ずんで傷んだところは渡しません。水気もよく切ってからにしましょう。ぬれたまま渡すと、お腹がゆるくなることがあります。
にんじんはいつから?初めては5mm角ひとかけらから
渡し始めるのは、生後6か月を過ぎてからが目安です。それまでの成長期は胃腸がまだ安定していないので、牧草とペレットと水だけで進めるほうが落ち着きます。
初めての1回は、5mm角くらいのひとかけらだけ。そのあと2〜3日はうんちを見て、大きさが小さくなっていないか、数が減っていないかを確かめます。変わりがなければ、少しずつ輪切り1枚まで増やしていきましょう。
うさぎによって好みが分かれるため、少量から試すのがおすすめです。1回に新しい野菜をいくつも渡すと、合わなかったときに何が原因なのか分からなくなります。
軟便が1〜2回出ただけなら、にんじんを止めて牧草に戻せば整うことが多いです。一方、ゆるいうんちが半日以上続く・うんちが出ていない・牧草にも口をつけない、というときは待たないほうがいい場面。気になる症状があるときは、自己判断せず動物病院で相談しましょう。
ねぎ類やじゃがいもの芽のように、量に関係なく渡せない野菜もあります。うさぎが食べてはいけないもの一覧に並べました。
にんじんを食べないときは、無理に続けなくて大丈夫
食べてくれないときは、そこで一度やめて構いません。にんじんは、食べられないと困るものではないからです。
試せることはいくつかあります。輪切りではなく細長いスティックにすると、かじりやすくなって口をつける子もいます。それでも反応がなければ、葉のほうを渡してみてください。
もうひとつの手が、水分を抜いた乾燥にんじん。薄切りにしてざるに広げ、天気のいい日に半日から1日ほど干せば作れます。生の食感が苦手だった子が、乾いたものならぽりぽり食べてくれることもありますよ。
ただし乾かしても、甘みと糖分はそのまま残ります。かさが小さくなるぶん、生と同じ枚数を出すと多くなってしまう点に注意。1日ひとつまみまでにしておきます。
にんじんだけでなく牧草にも口をつけていない、半日以上なにも食べていない、という場合は好き嫌いの話ではありません。食欲が落ちているサインなので、動物病院で診てもらいましょう。
切る手間を減らしたいときに使えるもの
にんじんを1本買っても、うさぎが食べるのは輪切りで数枚。残りをどうするかで悩むくらいなら、乾燥させたものを少しずつ使う手があります。
にんじんやキャベツなどを乾かした野菜のミックスで、毎日切る手間を減らしてくれます。1枚ずつ数えて出せるので、ひとつまみという量も守りやすいタイプ。水分は取れないので、水がしっかり飲めているかはあわせて見ておきたいところ。
よくある質問
にんじんは毎日あげても大丈夫ですか
輪切り1〜2枚を守れるなら、毎日でも問題はありません。ただ、毎日の習慣になると牧草が残り始めることもあるので、2〜3日に1回のごほうびにしている方も多いです。前の日の牧草の減り方を見て決めるのがおすすめですよ。
ベビーキャロットや金時にんじんでも同じですか
種類が変わっても扱いは同じで、量を決めて渡せば大丈夫です。金時にんじんのように甘みの強いものは、同じ1枚でも糖分が多めになるので、薄めに切ると量を抑えられます。ミニキャロットや紫にんじんも、特別に避ける理由はありません。
にんじんの葉が売っていないときは、どうすればいいですか
葉付きのにんじんは時期もので、置いていない店も多いですよね。手に入らないときは、小松菜やチンゲン菜などの葉物で代わりになります。毎日の野菜の量はうさぎが食べてよい野菜や果物は?にまとめています。
にんじんは量を決めて、おやつとして渡そう
にんじんは、好きな子が多いものの、無くてはならないものではありません。根は輪切り1〜2枚まで、葉と茎は葉物と同じ枠、皮はむかずにそのまま。この3つを覚えておけば、渡すときに迷わなくなります。
まずは5mm角のひとかけらから始めて、2〜3日うんちを見てみてください。食べない日があっても、牧草がしっかり減っているなら心配はいりませんよ。




