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健康診断に連れて行ったほうがいいとは聞くけれど、元気なうちに何を診てもらうのか、どのくらいの間隔で行くものなのかは案外分かりません。毎日の様子見も、どこまで見れば足りているのか迷いますよね。うさぎは具合の悪さを隠すので、家で見るのは食欲・うんち・体重の3つが中心になります。そのうえで元気なときの数字を残しておくと、変わったときに気づくのが早くなります。
この記事では、家で毎日見る6つのこと、健康診断を受ける間隔と中身、様子を見ていい変化とすぐ病院に電話したい変化、病院が苦手なうさぎへの慣らし方をまとめました。毎日のチェックは1〜2分で終わります。
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健康診断は、元気なときの数字を残すために受けます
健康診断でいちばん意味があるのは、具合が悪くないときの体重と歯とうんちを記録に残せることです。食欲が落ちてから初めて病院へ行くと、比べる相手がありません。
うさぎは捕食される側の動物なので、痛みや不調を表に出さないといわれています。歯のかみ合わせのずれもお腹の動きの落ち込みも、外から見て分かる頃には進んでいることがあります。年に1回でも診てもらっておけば、その子にとっての普通が分かりますよ。
もうひとつの理由は、かかりつけができることです。カルテがあると困った日の電話が通りやすく、移動と見慣れない場所に一度慣れておけるのも、元気なうちに行く利点。うさぎを診られる病院は数が限られているので、探し方はうさぎの動物病院の探し方にまとめました。
受ける間隔は、年に1回から半年に1回
健康な成うさぎなら年に1回、5歳を過ぎたあたりからは半年に1回を目安にしている方が多いです。年齢で変わるので、下の表を目安にしてみてください。
| 時期 | 間隔の目安 | とくに見てもらうところ |
|---|---|---|
| お迎え直後 | 1か月以内に1回 | 歯・便・体重の増え方 |
| 1〜4歳 | 年に1回 | 体重・歯・うんち・耳 |
| 5歳以降 | 半年に1回 | 食べる量の落ち・歯・しこり |
| 変化が気になったとき | そのとき | 変わったところを中心に |
お迎え直後は、環境に慣れてきた1か月のあたりで一度行っておくと落ち着きます。そこで次に来る時期を聞いておけると、自分で間隔を悩まずに済みますよ。
わが家でもお迎えから1か月後に連れて行きましたが、その日のうんちを少し持って行ったら診察のあいだに見てもらえて、歯のかみ合わせまで一度で終わりました。
病院で見てもらう中身と、聞いておきたいこと
健康診断でまず行われるのは、体重をはかって、目・鼻・耳・歯・お腹を順番に見ていく診察です。しこりがないかを触って確かめ、気になるところが出てきたら便の検査やレントゲンに進みます。おおよそ15〜30分で終わることが多いですよ。
持って行きたいのは、その日のうんちを少しと、食べている牧草とペレットが分かるもの。家ではかった体重の記録があれば、増え方や減り方もその場で見てもらえます。
診察のあいだに聞いておきたいのは、次の5つです。
- 体重はこの子の体格に合っているか
- 歯のかみ合わせはどうか。次に見てもらう時期はいつか
- 牧草とペレットの量はこのままでいいか
- 次の健康診断はいつごろがいいか
- 休診日や夜間は、どこに連絡すればいいか
爪切りをその場で頼める病院も多いので、伸びているなら一緒に相談してみてください。家で切る場合は3〜4週間に1回が目安で、道具の選び方はうさぎの爪切りのおすすめで紹介しています。
病院が苦手で、連れて行くほうが負担になりそう、と心配な方もいます。キャリーを普段から部屋に置いて、中でおやつを食べられるようにしておくと、乗せる時点のばたつきが減ってくれます。短い距離の移動から試して、受診は空いている時間に回すと待つ時間も短くなります。選び方はうさぎのキャリーバッグのおすすめをどうぞ。
家で毎日見るのは、この6つ
毎日のチェックは、ごはんと掃除のついでに済みます。見るのは次の6つで、慣れれば1〜2分です。
- 牧草とペレットの減り方
- うんちの大きさと数
- おしっこの色と量
- 歩き方や、部屋んぽでの動き
- 体を触って、しこり・毛の抜け方・お尻の汚れ
- 目やに・鼻水・よだれ・くしゃみ
食欲は、食べたかどうかより何を食べたかで見ておくと確かです。おやつは食べるのに牧草が減っていない日は、お腹の動きが落ちていることがあります。
うんちは、丸くて乾いていて、小粒の豆くらいの大きさがいつもの状態。1日に100粒を超えることもめずらしくなく、小さい・少ない・毛でつながっているは早めに気づきたい変化です。おしっこは食べたものによって色の幅が広く、オレンジや赤茶けた色が出ることもありますよ。見分け方はうんちとおしっこで分かる健康サインにまとめました。
わが家では夜のトイレ掃除のついでに粒の大きさを見ていて、換毛期に2日だけ小さくなったことがありました。
体を触るのは、なでるついででかまいません。背中からお尻、あご下、足の裏をさわって、固いしこりや脱毛、固まった汚れがないかを見ます。見るところはどの子も同じですが、普通の幅はうさぎによって違うので、その子のいつもを覚えておくのが先です。
まとめて見ておきたいことは、間隔を決めておくと抜けません。
| いつ | 見るところ |
| 毎日 | 食欲・うんち・おしっこ・動き・顔まわり |
| 週に1回 | 体重・爪の伸び・耳の中 |
| 月に1回 | ペレットの量・毛の抜け方・ケージの金具 |
| 年に1回 | 健康診断(5歳以降は半年に1回) |
体重は、週に1回で十分です。同じ曜日の朝、ごはんの前にそろえると食べた量の差が入りません。体重の5%が続けて減っているときが相談の目安で、2kgの子なら100gほど。
様子を見ていい変化と、すぐ病院に電話する変化
迷いやすいのは、ひとつだけいつもと違うときです。食欲とうんちが普通なら、ひとつの変化だけで慌てなくて大丈夫。たとえば次のような日は、半日ほど様子を見ても間に合うことが多いです。
- 部屋んぽに出たがらない日が1日だけで、牧草は食べている
- 換毛期に、毛でつながったうんちが数粒出ている
- 水を飲む量が少し増えたが、おしっこも食欲も変わらない
反対に、次のどれかが見られたら、様子を見ずに電話したい場面です。
- 半日食べていない、うんちが出ていない
- 背中を丸めて動かない、歯をすり合わせる音が続く
- 呼吸が速い、口を開けて呼吸している
- よだれで口まわりやあご下が濡れている
- 頭が傾いている、同じ方向に回ってしまう
- ぐったりして、呼んでも反応が薄い
うさぎは食べない時間が続くと、それだけで状態が進んでしまうといわれています。半日という線を先に決めておくと、夜に迷わなくなりますよ。胃腸の動きが落ちたときのサインはうさぎのうっ滞にまとめました。
気になる症状があるときは、自己判断せず動物病院で相談しましょう。
健康チェックで使うもの
家で続けるのに要るものは、そう多くありません。数字で残せるのは体重なので、5g刻みではかれるペット用の体重計があると変化を追いやすくなります。
50gから20kgまでを5g刻みで表示するので、気にしたい数十gの動きが読めます。台が横に長く、ペレットを置いて食べているあいだに数字が出るくらいの広さ。キッチンスケールでの代用や選び方はうさぎの体重計のおすすめで比べています。
よくある質問
お迎えしてすぐでも、健康診断に連れて行っていいですか
環境に慣れてきた1か月のあたりが、ちょうどいい時期です。食べる量が落ちている・うんちが小さいといった変化があるときは、1か月を待たずに連れて行きましょう。初めての受診では、その日のうんちと、食べているものが分かるものを持って行くと話が早く進みます。
毎日の健康チェックは、どのくらい時間をかけるものですか
ごはんと掃除のついでに、1〜2分あれば足ります。時間をかけて全身を確かめるよりも、毎日同じところを見るほうが変化に気づけますよ。週に1回の体重だけ、曜日を決めて残しておきましょう。
健康診断で血液検査やレントゲンも受けたほうがいいですか
若いうちは体重・歯・便を中心に見てもらう内容が一般的で、気になるところが出たときに検査が足される流れです。5歳を過ぎたあたりからは、麻酔を使う処置に備えて血液を見ておく方もいます。どこまで受けるかは年齢や様子で変わるので、受診のときに相談して決めましょう。
健康チェックは、毎日のついでにしよう
うさぎは具合の悪さを隠すので、先に気づけるのは毎日見ている飼い主さんです。食欲・うんち・おしっこ・動き・体・顔まわりの6つを1〜2分で見て、週に1回は体重を残しておく。それだけで、変化に気づくのが早くなります。
そのうえで、健康診断は年に1回、5歳を過ぎたら半年に1回。元気なうちにかかりつけを作っておけると、慌てる日の動き出しが変わります。ぜひ、今日のごはんのついでから始めてみてください。






