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天気のいい日に、芝生でハーネスをつけたうさぎの写真を見かけると、うちのうさぎも外に出してあげたほうがいいのかな、と気になってきます。とはいえ、脱走や病気のことを考えると踏み切れない。そのまま調べ続けている方は多いですよね。先に答えを書いておくと、運動のためなら、うさんぽはしなくて大丈夫です。外には寄生虫や拾い食い、脱走といった危険があるぶん、しなければいけないものではありません。
この記事では、うさんぽをしなくてもいい理由と、それでも外に出したい方のために、季節と時間帯の目安・当日までの流れ・ラビットランの使い方・帰ってきてから見ておきたいところをまとめました。
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うさんぽは必要?運動のためならしなくて大丈夫
外に出さなくても、うさぎの運動は室内で足ります。走って、跳ねて、向きを変えられる場所があれば、それで満たせるとされています。
目安は、1日1〜2時間ほどケージの外で自由に動ける時間があること。距離よりも、助走をつけて跳ねられる広さがあるかどうかです。6畳の部屋の半分でも、家具をどけてあれば十分に動きますよ。
外に出す目的が運動不足の解消なら、部屋んぽの時間を10分延ばすほうが手軽で、危険もありません。どのくらい動けていればいいのかは部屋んぽの運動量の目安にまとめています。
うさんぽが向いているのは、運動のためではなく、災害のときに外を歩かせる練習をしておきたい場合。ここだけは室内では代わりになりません。
外に出すと起こりやすいこと
外で困りごとになりやすいのは、寄生虫・拾い食い・脱走・地面の熱・ほかの動物の5つです。どれも、出す前に知っておけば避けられます。
草むらの寄生虫と、ほかの動物のにおい
うさぎには、犬のように広く行われている予防接種がありません。外で病気をもらった場合、防ぐ手立てが用意されていないということになります。
ノミ・ダニ・コクシジウムは、草むらや土から持ち帰ることがあります。野生のうさぎが出る地域や、犬や猫の排泄物が残っている場所は外しておきたいところ。
除草剤と、口にすると危ない植物
公園や河川敷は、除草剤がまかれていることがあります。いつまかれたのかは見て分からないので、草を食べさせない前提で連れていくことになります。
アジサイ・スイセン・チューリップ・ツツジなどは、うさぎが口にすると危ないとされる植物です。鼻先で何でも確かめる子や、拾い食いが止まらない子には外は向きません。
ハーネスが抜けたときの脱走
うさぎは体が柔らかいので、驚いた瞬間に後ろへ下がって、ハーネスから抜けてしまうことがあります。抜けた子に走って追いつくのは、まず無理です。
リードは短く持って、キャリーはいつも足元に置いておきます。囲いのない場所では、ハーネスが抜けた時点で終わりになる、と考えておいたほうが安全。
気温と、地面の熱
うさぎが落ち着いて過ごせるのは18〜24℃ほどとされています。気温が30℃の日は、アスファルトの表面が50℃を超えることもあるとされていて、人の感覚とは別の暑さが足元にあります。
地面に近いところを歩く動物なので、日陰のない場所は数分でもつらくなります。芝生なら安心、というわけでもありません。
犬・猫・カラス
犬に吠えられただけで、固まって動けなくなる子もいます。カラスは小さな動物に近づいてくることがあるので、上も気にしておきたいところ。
散歩の犬が増える朝夕の時間帯と、人の多い週末の公園は外しておくと、出会う回数そのものが減ってくれます。
季節・時間帯・場所の目安
出すなら、気温が18〜24℃に収まる春と秋の、風のない日だけに絞ります。目安を表にしておきます。
| 季節 | 外に出すなら | 時間帯 | 見ておきたいこと |
|---|---|---|---|
| 春(4〜5月) | 向いている | 午前中 | 換毛期は無理をしない |
| 梅雨 | 向かない | – | 湿気で蒸れる |
| 夏(6〜9月) | 避ける | – | 地面が熱い |
| 秋(10〜11月) | 向いている | 昼すぎ | 日が落ちると冷える |
| 冬 | 短時間なら | 昼前後 | 風のある日はやめる |
場所は、自宅の庭がいちばん安全です。次がラビットラン、公園や河川敷はその次。柵のない場所ほど、ハーネスが抜けたときに取り返しがつかなくなります。
はじめての1回は10〜15分で切り上げます。長く遊ばせるより、怖いことが起きないまま帰れた経験のほうが、次につながりますよ。(参考:環境省)
はじめてのうさんぽ、当日までの流れ
準備は、室内でハーネスに慣らす・キャリーで移動する・現地では短く、の順に進めます。いきなり外で着せるのがいちばん失敗しやすい進め方です。
1. 室内でハーネスに慣らす(2週間・1日5分)
まずは家の中で、着せて外すだけを繰り返します。1日5分から始めて、2週間ほどかけて、着けたまま牧草を食べられるところまで持っていきます。
胴と前足を包むベスト型なので、首だけで引っぱる形よりも抜けにくいハーネスです。練習から当日まで同じもので通せます。口コミでは、サイズが合っていないと体をひねって抜けてしまうという声もあるので、胴まわりを測ってから選んでみてください。
2. 移動はキャリーで、現地まで抱えない
抱っこで連れていくと、途中で飛び降りてしまうことがあります。家から出す時点でキャリーに入れて、現地に着いてから出す流れにしておくと安心です。
肩から下げて体に沿わせられる形なので、歩いて行ける距離の移動に向いています。うさんぽ以外でも、通院や避難のときにそのまま使えるのも便利なポイント。
3. 水は、外でも飲める形にしておく
いつものボトルは外に持ち出せません。短時間でも、水を出せる状態にしてから出かけます。
ステンレス製の携帯ボトルで、キャリーのそばに置いておけば、休ませるあいだに水を出せます。洗って繰り返し使えるので、避難用の荷物にそのまま入れておく方もいます。
ハーネス・キャリー・携帯給水器は、どれもうさぎの防災対策で挙げたものと重なります。うさんぽのために買ったものが、そのまま備えになってくれます。
4. 当日は10〜15分、サインが出たら切り上げる
着いたらキャリーを開けて、自分から出てくるのを待ちます。出てこない日は、そのまま帰って構いません。
切り上げる合図は、体を低く伏せて動かない・耳を倒して固まる・呼吸が速い・前足で地面を掘り続ける。このどれかが出たら、その場でキャリーに戻します。楽しそうに見えるのは、鼻をひくひくさせながら自分で歩き回っているときです。
ラビットランなら、公園よりは落ち着いて遊べます
外で遊ばせたい方には、ラビットランのほうが向いています。柵があるので脱走の心配が小さく、屋内なら天気や地面の熱も関係ありません。
爪が伸びていると、床材に引っかかって折れることがあります。行く前に爪を切っておく、できれば1週間前に済ませておくと当日が落ち着きます。
ほかのうさぎと一緒になる場所なので、体調が普段と違う日は見送ります。発情期や思春期(生後4〜6か月ごろ)の子は、ほかの子を追いかけてしまうことがあるため、様子を見ながら距離を取るほうが無難。
持ち物は、キャリー・携帯給水器・いつもの牧草の3つ。知らない場所では食欲が落ちる子もいるので、普段と同じ牧草があると落ち着きやすくなりますよ。ほかの飼い主さんからおやつをすすめられたときは、断っても失礼にはなりません。
帰ってきたら見ておきたいところ
帰宅後は、ブラッシング・足裏と耳のチェック・そのあと2日間の食欲を見ます。外から持ち帰ったものは、その日のうちに落としておきたいところ。
ブラシを通すと、草の種やノミがついていないかも一緒に確かめられます。耳の中と足の裏は、虫と小さな傷が見つかりやすい場所。換毛期と重なる時期は毛も多く出るので、やり方はうさぎのブラシのおすすめで紹介しています。
見ておきたいのは、帰ってから24〜48時間のうんちと食欲です。うさぎはストレスで消化の動きが落ちることがあり、12時間食べていない・うんちが急に小さくなった・出ていないときは、様子を見ずに動物病院へ。よだれが出ている、横になったまま動かないときも同じです。
うっ滞のサインについてはうっ滞のサインと対処法にまとめました。気になる症状があるときは、自己判断せず動物病院で相談しましょう。(参考:公益社団法人日本獣医師会)
よくある質問
うさんぽは何歳からできますか
お迎え直後は避けて、新しい家に慣れてから(1〜2か月以上)、生後6か月ごろを目安にする方が多いです。その前に一度、動物病院で健康状態を見てもらえると安心です。慣れるのが遅い子は、無理に時期を決めなくて大丈夫です。
ハーネスをつけると固まってしまいます
室内の練習で固まるなら、外ではもっと動けません。1日5分、おやつと一緒に着せる形で何週間か試して、それでも固まったままなら、その子には向いていないと考えて構いません。部屋んぽに切り替えても、運動量は足ります。
外で草を食べてしまいました
除草剤や寄生虫が心配なので、口に入れさせないのが基本です。食べてしまったときは、その日から2日ほど食欲とうんちを見ておきます。元気がない・食べない様子が出たら、早めに動物病院で相談しましょう。
外に出すかどうかは、うさぎの様子で決めよう
うさんぽは、しなければいけないものではありません。運動は部屋んぽで足りるので、外に出すかどうかは、ハーネスの練習を楽しめるかどうかで決めて大丈夫です。
出すと決めたら、春と秋の涼しい日・柵のある場所・10〜15分。この3つを守るだけで、心配なことはほとんど避けられます。ぜひ、うちのうさぎに合う形を探してみてください。







